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「すね」と「ふくらはぎ」(下腿部)の打撲・挫傷
 下腿部の打撲は、格闘技や球技などのコンタクトスポーツによる打撃や接触で多く起こります。また日常では、転倒により階段や路上の段差に「すね」を打ち付けたり、 机や椅子などの家具に「すね」を打ち付ける、あるいは交通事故で「すねやふくらはぎ」に打撃を受けるなどの原因で起こる症例が多いようです。
 一方、下腿部の挫傷では、ランニングや跳躍、ダンスなどで起こる筋肉や腱の挫傷が多く見られます。
 このページでは、主に柔道整復師(接骨院)が多く遭遇する症例を中心に下腿部の打撲・挫傷を前側、外側、後側、内側に分けて解説します。

  このページの目次  

  下腿前側部の打撲と筋挫傷
  (すねの筋膜炎)
  
下腿外側部の打撲と挫傷
 
 下腿後側部の打撲と挫傷
  (ふくらはぎ筋膜炎・肉ばなれ)
 
 下腿内側部の打撲と挫傷

  (シンスプリント・骨膜炎)

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1. 下腿前側部の打撲と筋挫傷

(1) 下腿前側部の解剖概要
 下腿の真正面とやや内側には皮膚と皮下組織の直下に脛骨があります。触ると皮膚を介してすぐに骨に触れるのが分かりますね。そして正面からやや外側の間は筋肉の盛り上がりを触れると思いますがこの筋肉は前脛骨筋(ぜんけいこつきん)といいます。そのすぐ外側には長趾伸筋(ちょうししんきん:または足の長指伸筋)があり、前脛骨筋と長趾伸筋の深層には長母趾伸筋(ちょうぼししんきん:または足の長母指伸筋)があります。そして長母趾伸筋の深層には前脛骨動脈と前脛骨静脈および深腓骨神経 (しんひこつしんけい)が通ります。また、これらの筋肉や神経は、脛骨、腓骨、骨間膜(こっかんまく)、筋間中隔(きんかんちゅうかく)が壁になって隔離された空間に収まっています。この空間を前区画(anterior compartment) といいます。
 前区画内で、筋肉の挫傷による腫脹や出血などにより区画内圧が上昇すると筋肉や神経などの組織への血行が滞り、痛みやしびれを起こすこともあります。(詳細は下腿コンパートメント症候群を参照してください。)
 前区画内を通る深腓骨神経は、同区画内の前脛骨筋、長趾伸筋、長母趾伸筋の運動を支配し、また足部の短指伸筋や短母指伸筋の運動も支配しています。皮膚の感覚神経単独支配領域は母趾と2趾の背側面にあります。

(2) 下腿前側部の打撲
 下腿前側の真ん中から上部に打撲を受傷する症例が多いようです。
 原因は、階段や段差のある所で前のめりに転倒して打撲する場合と、スポーツ中の接触による打撃で起こることが多いです。病態は皮膚と皮下組織の損傷がほとんどですが、階段の角などに強く打ち付けた場合は脛骨の骨折を起こすこともあります。また格闘技などで蹴られた場合は前脛骨筋の損傷を伴うこともあります。

 症状
 皮下出血、こぶ状の腫れ(やがて腫れが広がってびまん性になります)、打撲部の圧痛が観られます。打撲当初は跛行(びっこをひく動作)することもありますが、骨や筋肉の損傷が無ければ荷重歩行による影響はほとんどありません。
 骨や筋肉を傷めた場合は、炎症による腫れや出血などで下腿前区画内圧の上昇により前脛骨筋や足趾伸筋群の硬直や萎縮、母趾、2趾の背側のしびれなどを生ずることもあります。
 皮膚の創傷を伴うことも多く、細菌感染による疾患を併発することもあります。

 治療と予後
 単純な打撲では、冷湿布と包帯による圧迫固定を1週間程度施行します。包帯除去後、打撲部分にしこりのような瘤(こぶ)が残存する場合は温熱療法やマッサージで除去します。
 荷重歩行痛が強く骨折の疑いがあれば、整形外科によるレントゲン検査が必要です。 また、下腿前側の強い痛みや母趾、2趾のしびれ、あるいは筋肉の硬直・萎縮などの症状が見られたら整形外科の検査を受けてください。
 単純な打撲ならば1週〜2週程度でほぼ回復し、予後良好です。筋肉の損傷を伴った場合は、筋力の回復までに2ヶ月ぐらい要することもあります。

  下腿前部の筋肉略図

下腿前区画略図

(3) 下腿前側部の筋挫傷(すねの筋膜炎)
 ランニングやジャンプの繰り返しで前脛骨筋の筋膜炎や微細断裂を起こすことがあります。この傷害は運動を始めたばかりの人やしばらく運動を休んでいて再開した時に発症することが多く、特にO脚や内反下腿などのアライメント異常を有する場合に起こりやすい損傷です。

 症状
 下腿前面やや外側の前脛骨筋に圧痛や筋肉の硬直を触れます。荷重歩行痛も訴え、特に傾斜地や階段で疼痛が強くなります。これらの症状は運動することで顕著に出現し、安静にすることで軽快します。
 荷重歩行が困難なほど強い痛みがある場合は、脛骨の疲労骨折や下腿前区画コンパートメント症候群(前脛骨筋症候群)などを疑いますので整形外科の検査を要します。
※下腿前区画コンパートメント症候群
 (前脛骨筋症候群)
 外傷や炎症などによる筋肉の出血や腫れ、あるいは過剰な運動による筋肉の膨張により、下腿前区画内の内圧が上昇すると、毛細血管を圧迫して組織への血流が滞ります。その結果、筋肉の硬直や萎縮、神経麻痺、しびれなどを生じます。特に、毛細血管内圧の20〜30mmHgの範囲に達すると、前区画内の組織が、全て致命的な壊死を起こしてしまいます。この様な病態を下腿前区画コンパートメント症候群といいます。
 下腿コンパートメント症候群は、急性と労作性に分けられ、他の区画でも起こりますが、運動や労働で使いすぎにより、慢性的経過を生ずる労作性のものは、前脛骨筋症候群という別名がある通り、前区画の発生頻度が高い傾向にあります。

 治療と予後
 症状が引くまで運動を中止し、安静にすることで治ります。運動再開の際には、急激な運動を避け、段階的に運動負荷を増やすようにすることで再発を予防します。
 あまり重症になることはなく、予後も良好です。
 

 

下腿前区画コンパートメント症候群の症状出現位置


     

2. 下腿外側部の打撲と挫傷

(1) 下腿外側部の解剖概要
 下腿の外側は脛骨(けいこつ)と並列する腓骨(ひこつ)があります。腓骨はその上端が膨隆しており簡単に触知できます。この部分を腓骨頭(ひこつとう)といい脛骨と関節しています。また、腓骨の下端も足関節の外側で膨隆しており、この部分を外果 (がいか)といいます。この腓骨の外側には長腓骨筋(ちょうひこつきん)と短腓骨筋(たんひこつきん)の起始が付着し、腓骨の上部後面にはヒラメ筋の起始が付着しています。さらに腓骨の上端には大腿二頭筋の腱が付着しています。腓骨は脚部を支える骨にしては非常に細く華奢な感じにみえますが、体重の荷重は腓骨には掛からず脛骨で支えています。また、腓骨に付着する脚部の筋群は、運動時に強力な張力を発揮しますが、腓骨はその張力に対して自身を振幅するようにたわませることによって対応しています。
 腓骨の前外側は前側と外側の2つの筋間中隔で隔離された空間になっています。この空間を外側区画(lateral compartment) といい、空間の中には長腓骨筋と短腓骨筋、総腓骨神経(そうひこつしんけい)とその枝の浅腓骨神経(せんひこつしんけい)が存在します。腓骨の疲労骨折や筋肉の損傷などによる出血や腫れでこの外側区画の内圧が上昇すると、長・短腓骨筋の硬直や萎縮あるいは腓骨神経麻痺を起こすこともあります。
 外側区画内を通る総腓骨神経は浅腓骨神経と深腓骨神経に別れ、深腓骨神経は前区画の方へ向かい、浅腓骨神経は外側区画内を下行します。この浅腓骨神経は長・短腓骨筋の運動を支配し、皮膚の感覚支配領域は下腿の外側(中央から下部)と足の甲や5趾を除く足趾の背側 (足の表側)などにあります。

(2) 下腿外側部の打撲
 下腿外側部の打撲は、そのほとんどが格闘技もしくはサッカーやバスケットボール、ラグビーなどのコンタクトスポーツで起こります。
 皮下組織の損傷が多いのですが、強い打撃により長・短腓骨筋の挫滅や腓骨の骨折などを生じることもあります。また、腓骨上端の腓骨頭の直ぐ傍らの表層に総腓骨神経が通っているため下腿外側の上部に打撲を受けた際に神経損傷を生じる危険があります。

 症状
 打撲部の圧痛、腫脹、皮下出血が主な症状です。打撲部分が上半分の場合、筋肉や神経にダメージを受けてしばらくの間(通常半日〜1日程度)歩行に支障が出たり、 下腿外側や足の甲にしびれを感じることがあります。尚、骨折を生じた場合は、腓骨に限局性圧痛や軋轢音(骨が擦れる音)を触知し、皮下出血や腫れもひどくなります。ただし、腓骨は荷重の掛からない骨のため、痛みはありますが歩行は可能です。
 神経損傷を起こした場合は、下腿外側から足の甲までの範囲で麻痺や筋肉の萎縮が起こります。

 治療と予後
 単純な打撲の場合、打撲部分に冷湿布を貼り、包帯などで圧迫固定します。固定期間は、通常1週間から10日程度、筋肉の損傷がある場合は2週間程度となります。
 骨折の疑いがある場合としびれや強い歩行痛がある場合は整形外科の検査を要します。
 神経損傷が無ければ予後は良好です。
 

 

長・短腓骨筋略図
長・短腓骨筋を現す略図

 

下腿外側区画の略図

(3) 下腿外側部の挫傷
 ジャンプの繰り返し、特にうさぎ跳びによる腓骨上部の骨膜炎や腓骨頭部のヒラメ筋付着部に炎症を起こすことがあります。重症の場合は腓骨上部の疲労骨折に至ることもあります。

 症状
 腓骨上部もしくは腓骨頭後面の圧痛、腫脹、運動時痛が観られます。
 ジャンプやうさぎ跳びによりこのような症状を生じた場合は、疲労骨折の疑いもあるため、整形外科の画像検査を要します。レントゲン検査では、疲労骨折があっても発生初期にはあまり明瞭な画像が得られないことも多く、3週目ぐらいから疲労骨折の状態が描出されるようになることがありますので、疑わしい場合は3週以降にもう一度検査を受けることをお勧めします。

 治療と予後
 疲労骨折が無い場合は、10日から2週間の安静で治ります。疲労骨折が有る場合は、3週間程度の包帯、副子固定を施行し、超音波や低周波などで骨癒合の促進刺激も行います。
 予後は良好です。
 

  下腿外側部挫傷症状出現位置

 

3. 下腿部後側部の打撲と挫傷

(1) 下腿後側部の解剖概要
 下腿後側部は、筋間中隔(きんかんちゅうかく:筋肉を覆う筋膜という組織で構成された隔壁)により浅層(後表在区画)と深層(後深在区画)に分けられます。
 浅層には下腿三頭筋(かたいさんとうきん)があります。下腿三頭筋は腓腹筋(ひふくきん)とヒラメ筋で構成され、下腿三頭筋の表層に腓腹筋が、奥にはヒラメ筋が位置します。腓腹筋は外側頭 (がいそくとう)と内側頭(ないそくとう)に分かれ下部の方でヒラメ筋とともにアキレス腱に接続しています。また、腓腹筋とヒラメ筋の間を足底筋(そくていきん)の腱が外側上部から内側下部へ斜めに通り、アキレス腱の内側縁に付着します。 (右図を参照してください。)
 深層には、内側に長趾屈筋(ちょうしくっきん:足の長指屈筋)、外側に長母趾屈筋(ちょうぼしくっきん:足の長母指屈筋)、それらの奥には後脛骨筋 (こうけいこつきん)があります。長指屈筋と筋間中隔の間には後脛骨動脈と後脛骨静脈が通りそのすぐ外側に脛骨神経が通ります。また長母指屈筋と後脛骨筋の間に腓骨動脈と腓骨静脈が通ります。
 長趾屈筋、長母趾屈筋、後脛骨筋の腱は内側方向へ下がり、足関節の内果(ないか:足の内くるぶし)の後方を通ります。(右下方の図を参照してください。)
 脛骨神経は、下腿後側の全ての筋肉の運動を支配し、下腿後面から足の内くるぶしの後方辺りまでの皮膚感覚神経を支配しています。

(3) 下腿後側部打撲
 下腿後側部の打撲は、格闘技やサッカーなどのコンタクトスポーツで起こります。打撲によりダメージを受けるのは皮下組織と表層の下腿三頭筋 (いわゆるふくらはぎの筋肉)、およびアキレス腱です。

 症状
 打撲部の圧痛、皮下出血、腫脹、荷重歩行痛が起こります。下腿三頭筋やアキレス腱のダメージが大きいときは歩行困難になります。特に踵を地面に着けることができなくなります。
 アキレス腱に損傷がある場合はアキレス腱断裂を起こしている疑いがあるので、整形外科の診察が必要になります。

 治療と予後
 単純な皮下組織の打撲では1週間の安静で軽快します。下腿三頭筋に損傷がある場合は3週間の固定と6週間の患部の安静を要します。固定期間中は、踵の高めの靴を履くか、インソールやヒールウエッジなどを使用して踵を高くしてください。
 単純な打撲では予後良好です。下腿三頭筋の損傷がある場合は、治癒後も肉離れを起こす危険性が高くなるため、最低でも2ヶ月程度は筋力を回復するトレーニングやストレッチなどを中心に行ってから運動復帰をするのが望ましいです。
 アキレス腱断裂を起こした場合は、手術をしなければ運動復帰は難しいでしょう。

(4) 下腿後側部の挫傷(ふくらはぎの肉ばなれや筋膜炎)
 ランニングやジャンプ、無理なストレッチや体操などにより下腿三頭筋の筋膜炎や肉離れ、アキレス腱炎、アキレス腱断裂などを起こすことがあります。また、反復運動や過剰な運動などにより疲労性の筋膜炎や下腿コンパートメント症候群、脛骨疲労骨折、脛骨骨膜炎などを生じることもあります。

 症状
 下腿三頭筋の圧痛や運動痛がある場合は腓腹筋の筋膜炎、腓骨頭の後面からふくらはぎの上部に掛けて痛みがあり、爪先立ちでその疼痛が強くなるようであればヒラメ筋の筋膜炎、下腿三頭筋の圧痛、腫脹、皮下出血、踵を降ろすことができず荷重歩行困難などの症状があれば腓腹筋の肉離れ、アキレス腱に痛みがあり、腫れている場合はアキレス腱炎、さらにアキレス腱周囲の出血や 、踵を降ろすことができず荷重歩行困難な場合はアキレス腱断裂などが考えられます。
 また、アキレス腱や下腿三頭筋に圧痛や痛みがなく、荷重歩行や運動時に下腿後面に痛みを感じる場合は脛骨疲労骨折、アキレス腱の内側に触れる筋肉 (長趾屈筋など)が硬直し、歩行痛や運動痛があり、踵の内側や足の内くるぶしの後ろにしびれがある場合は下腿コンパートメント症候群の可能性があります。

 治療と予後
 単純な下腿三頭筋の筋膜炎であれば1週間から10日の安静で軽快します。下腿三頭筋の肉離れがある場合は3週間の固定と安静を要し、個人差はありますが完全な運動復帰には2ヶ月以上要します。その他アキレス腱炎下腿コンパートメント症候群などについては、専門のページがありますのでそちらを参照してください。

※ 長時間の立ち仕事や長時間の歩行により、後脛骨筋、長趾屈筋、長母趾屈筋などが疲労を起こすと足の縦アーチが下がり、一過性の偏平足を起こすことがあります。それに伴って足裏の筋肉が痛くなり、ひどい場合は肉が裂けるような痛みを覚えることもあります。これは足底腱膜の挫傷や足底腱膜炎(そくていけんまくえん:足底筋膜炎ともいう)を生じているもので、この場合、痛みのある足裏だけではなく、下腿後面の筋肉の疲労を取り除くマッサージやストレッチを行い、偏平足を修正する装具(アーチパットや内側ヒールウエッジなど)を靴に挿入すると回復が早まります。

  下腿後表在区画内の筋肉

下腿後表在区画の略図

下腿後深在区画内の筋肉

下腿後深在区画の略図

 

 

4. 下腿内側部の打撲と挫傷
 下腿内側部は、皮下に脛骨を直接触れ、その後方は上方半分に腓腹筋内側頭、下方半分には長趾屈筋やアキレス腱などを触れます 。腓腹筋やアキレス腱など後方部分の組織については下腿後側部の打撲と挫傷を参照してください。ここでは、後方組織を除いた部分を下腿内側部としますので、脛骨と皮下組織以外の特別な組織はありません。

(1) 下腿内側部の打撲
 脛骨以外の特別な組織は無いため、打撲により損傷を受けるのは皮下組織と骨膜です。また、強い打撃により骨折などの骨傷を生ずることもあります。

 症状
 打撲部の圧痛、腫脹、皮下出血が観られます。歩行やランニングに影響がでることは少ないです。尚、骨膜を損傷している場合は、骨膜性仮骨の形成により数週間後に打撲部分の骨がわずかに隆起する場合があります。
 荷重歩行痛や腫脹がひどい場合は骨折の疑いがありますので整形外科のレントゲン検査を受ける必要があります。

 治療と予後
 腫れが明瞭な場合は包帯で圧迫固定をします。特に目立った腫れがなければ、10日ぐらいの患部の安静で治ります。瘤(こぶ)状の腫れがはっきり現れ、皮下出血を伴う場合は2週から3週の圧迫固定を要します。その後、わずかな骨性隆起ができることもありますが、自然放置で吸収され元に戻ります。
 予後は良好です。
 

 

※ 皮下組織
 皮下組織とは、文字通り皮膚の下にある組織のことで、主に線維性の組織(膠原線維と弾性繊維)と脂肪細胞で構成されています。ちなみに皮下脂肪とは、この皮下組織に存在する脂肪組織の事をいいます。
 皮下組織は、身体を物理的に防御するクッションの役割と、細菌などの侵入に対して、白血球やリンパ球などを動員して対抗し、さらに線維組織で異物などを覆って閉じ込めるなどの働きがあります。
 たいがいの軽い打撲や創傷などは、この皮下組織の損傷に留まり、筋肉や内臓などの大切な器官を保護しています。
 また、皮下組織には、血管や汗腺、神経などが豊富に分布し、体温調節や皮膚の代謝に係わる分泌などを行い、痛み、触覚、温度感覚などを感知するセンサーの役割も担っています。
 この様に皮下組織は、身体を防御する高性能な鎧(よろい)といえます。

(2) 下腿内側部の挫傷 (骨膜炎・シンスプリント)
 ランニングやジャンプの繰り返しで脛骨下半分の内側後部に骨膜炎やシンスプリント、あるいは疲労骨折を起こすことがあります。

 症状
 単純な骨膜炎では炎症部分の圧痛とその周囲の腫脹が見られます。シンスプリントでは、脛骨内側後部下半分に縦に長く圧痛を触知し、爪先立ちをすると疼痛が誘発されます。単純な骨膜炎では爪先立ちで疼痛が誘発されることはありません。疲労骨折では骨折部に限局した圧痛とその周囲の腫れが現れます。また疲労骨折では荷重歩行時の痛みが明確に出現します。
診断の確定には、整形外科の検査を要します。

 治療
 骨膜炎やシンスプリントでは、2週間程度の安静を要します。その間、患部に負担の掛からない運動は許可します。疲労骨折では、包帯副子固定もしくは程度によりギプス固定をすることがあります。疲労骨折を生じたら2〜3ヶ月の安静が必要になります。詳細は脛骨疲労骨折を掲載した専門のページを参照してください。
 骨膜炎やシンスプリントについては予後良好です。尚、シンスプリントについての詳細もページを掲載していますのでそちらを参照してください。

 

シンスプリント症状出現位置


 

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Copyright © 2012 秋元接骨院 秋元 英俊 最終更新日2016年9月21日
 

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