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スポーツ外傷と障害

もくじ スポーツ外傷と障害の傷病別もくじ 成長期の骨折と脱臼もくじ 成長期のスポーツ障害もくじ

 スポーツ外傷・障害は、スポーツによる突発性のケガや疲労性の障害あるいは代謝性障害などで、捻挫、脱臼、骨折、軟骨損傷、靱帯損傷、肉離れ、腱断裂、脳震盪、脳挫傷、 内臓損傷、皮膚の創傷など様々なケースがあります。
 これらスポーツ外傷のうち、柔道整復師が主に係わるのは、骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷となります。また、柔道整復師は、柔道実技も義務付けられており、練習や試合などで遭遇し応急処置を行う傷害のなかに、脳震盪、意識喪失(絞め技などによる)なども経験します。
 このページでは、柔道整復師の視点から、スポーツ外傷・障害の情報を順次掲載し 、また代表的なスポーツやダンス、バレーなどでみられるスポーツ障害などについても、臨床経験から得た情報なども踏まえて紹介していきたいと思います。
 

 

 


 
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 スポーツ外傷・障害の発生原因と予防
 スポーツ中に起こるケガや障害は特有のものがあり、また復帰に際しても再発予防や練習方法の変更など様々な問題を生じます。
 スポーツ中に起きた突発性のケガ(捻挫・骨折など)をスポーツ外傷といい、繰り返しの動作や過剰な練習あるいは体調不良などで発生する障害をスポーツ障害といいます。またこれらを合わせてスポーツ傷害と呼ぶ場合もあります。
 このような突発性の外傷や障害は、不慮の事故でもありますが、意外と大半は事前に防ぐことも可能なのです。
 多くの外傷や障害は、自己の能力以上のパフォーマンスを行ったときやふだん行わない動作をしたときに、その負荷に耐えられず、あるいはバランスをくずして発生しています。また、ふだんの練習で疲労が溜まり、体の反応が鈍ったり、筋肉の耐久力が低下していたり、判断力が低下した場合にも発生頻度が高まります。
 これらを未然に防ぐには、効果的な練習方法や適度な練習量、プレーする場所の地形や施設の状態、プレー方法や戦術の確認など様々な要素も考慮しなければなりません。
 

 

※ スポーツ中のケガを防ぐ基本的なポイント
@ 準備運動を怠らないこと。
A 基礎練習を十分に積むこと。
B 一つの型や動作をしっかり反復練習すること。
C 体調不良のときは思い切って休むこと。
D 試合やレースなどに即した練習では、練習計画と目標をしっかり決めて行うこと。
E オーバーワークはケガの元、やりすぎた後は必ず休息を取ること。
F 練習後の体のメンテナンスを習慣付けること。
G 道具や装具のメンテナンスも習慣付けること。

1. スポーツ前のメディカルチェック
 スポーツを行う前に選手同士やコーチなどとお互いに簡単なメディカルチェックを行いましょう。また、準備運動などもメディカルチェックを兼ねたものと考えて行うことが大切です。

@ 顔色や目の具合、顔面皮膚の異常の有無など
 顔色や目の具合などは、練習場などで集まったときにお互いの顔を見合わせれば簡単にチェックできます。例えば、顔色が悪く青ざめた感じで明らかに具合が悪そうなら異常であると簡単に認識できますし、そのような状態では本人も具合が悪いと訴えるでしょう。しかし、そんなに具合が悪い状態ではなくても、体の異常を示すサインは、顔面や目 、皮膚などに現れます。

※ 顔のメディカルチェックの一例
 顔面が白っぽい:低血圧症や貧血、血行障害や代謝障害、睡眠不足、過労など
 顔面の紅潮:精神興奮(眼に生気がある)、発熱・ウイルス感染・熱中症や脱水症状(病的では眼がうつろになりやすい)。
 目の充血:眼精疲労、睡眠不足、結膜炎などの目の炎症、緑内障(角膜周囲の充血)。
 まぶた(眼瞼)の腫れ:腎臓疾患、副鼻腔炎など
 口角炎:唇の両端の口角にひび割れや炎症が起こるもので、主にビタミンB2不足による場合に起こり、ステロイド剤や抗生物質などの濫用でも起こります。また、鉄欠乏性貧血、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患、ブドウ球菌や連鎖球菌の感染(主に小児)でも起こります。

A 姿勢や歩行、身体各部の動き
 お互いの見た目の姿勢や歩行に異常があればすぐに分かると思います。しかし、目に見えない異常もあるので、準備体操などの際に身体の動きをチェックしましょう。例えば、膝の関節が曲がりにくいとか、太ももの筋肉が普段より伸びが悪いなど、気が付いた部分をチェックします。このような異常個所を予め知っておくことで、肉離れやシンスプリントなどを起こす確立を少なくすることができます。
 こうした行為は、アマチュアの強化選手やプロのスポーツ選手ではしっかり行われていますが、趣味や娯楽でスポーツを習慣的に行っている方に欠如している ケースが多いと思われます。しかし、本来はスポーツを行う全ての人に必要なことであり、時間を割いてでも行うべきと考えます。
 

 

※ 結膜充血と毛様充血
 白眼やまぶたの裏側などが赤くなる場合は、結膜充血といい、結膜炎の症状である場合がほとんどです。この場合、目やにや、涙も伴います。
 一方、毛様充血では、黒目と白目の境目周囲の充血で強膜充血ともいい、眼精疲労でも起こりますが、角膜の傷や潰瘍、緑内障、リウマチなどの膠原病など様々な疾患の症状として現れますので専門医の診察を要します。

※ 鉄欠乏性貧血
 主に出血を原因とする場合が多く、胃・十二指腸の炎症や潰瘍、痔や大腸憩室症など消化器系の疾患である場合は、血便が見られます。女性では生理などによる出血が原因の場合もあり、その他にダイエットによる鉄分摂取不足なども考えられます。

※ 準備体操・準備運動の重要性
 準備体操や準備運動は、あらゆるスポーツで共通の重要事項といえます。
 全身の筋肉や神経・血行を活性化させ、脳や身体運動の反応を向上します。また、全ての関節や筋肉を隈なく動かすことで、筋・骨格器系の健康状態や能力の確認ともなります。
 準備体操や準備運動をバロメーターとし、これまでの運動効果の確認とこれからの改善点や運動メニューの構成などに役立てることで、快適で効率のよいスポーツライフを得られると思います。
 

2. 計画的な練習
 普段の練習や試合に向けての練習など、それぞれ計画的に行うことが大切です。その場での思いつきや勢いで行動すると、後でケガや障害に繋がる元となります。
 スポーツ障害や外傷を起こす背景で、最も多く見られる間接的あるいは直接的原因に、練習量の増加と練習方法の変更、あるいは使用する用具の変更があります。
 以下にマラソンやジョギングを例に説明します。
@ 練習量の増加:走行距離や走行本数の増加
A 練習方法の変更:走行コースの変更、走行方法の変更
B 用具の変更:ジョギングシューズの変更
このようなことが考えられますが、それに対して以下のような障害の恐れがあります。
@ 腰痛、下肢の筋膜炎・肉離れ、下肢や骨盤の疲労骨折、膝の関節症、シンスプリント
A 足部や足関節の捻挫、事故の遭遇、股関節や大腿部の炎症
B 足底筋膜炎、踵骨骨端炎、外反母趾、血豆や爪の障害、アキレス腱の炎症
 @については、過剰な練習量の増加により、自己の耐久力や適応性を超えた負荷による疲労性(過労性)障害が多くなります。例えば今までより20%程度増やすに留めるなど、練習量を増やす時は、段階的に自分の体の状態を見極めながら行うことが大切です。また、練習量を増やした場合、その練習量に体が慣れるまでは、さらに増やすなどをしないように注意すべきです。一般的に練習量を増やしてから体が慣れるまで約2週から3週はかかると推測されます。
 Aについては、走行コースを変更する場合、走行コースを予め歩いて視察するなどにより、コースの状況をしっかり把握し、メモなどをしておくことです。以前通ったところでも、路上の状態や環境などが変わってしまうことなどはよくあることで、段差や凹み、工事の有無や交通の状況などコース形態を把握することでアクシデント的な事故による、転倒、衝突、捻挫などのケガを防止することができます。
 走行方法の変更では、例えばピッチ走法からストライド走法に変更するなどをした場合、股関節や大腿部に掛かる負担が大きくなり炎症や肉離れを起こすこともあります。
 Bについては、シューズを新しくしたときなどが考えられます。同じジョギングシューズでもメーカーやデザインによりタイプは様々です。自分の足のサイズはもちろん、足の形状や関節の構造により、シューズが合わずに障害を起こすことがあります。特にトラブルの多いのは、踵やアキレス腱、足裏(足底)や足趾の付け根(中足関節)などです。
 用具を購入する際に、自分に対する適正や用具そのものの完成度などをしっかりチェックするのはもちろん、購入後も試用して慣らしておくことも大切です。
 

 

※ 運動後のケア
 運動中に活発に活動した細胞・組織・器官は運動を終了して休息すると、身体は自動的にクーリングダウンを行います。しかし、オーバーワーク状態になった組織や器官は過剰な熱の産生、代謝産物(老廃物)の多量分泌が起こっています。また筋肉や結合組織、骨、軟骨などにダメージ(微細な損傷)を生じていることもあります。これらをしっかりケアすることで、ケガや障害を予防することになります。
 具体的には、関節や筋肉などの痛みや熱のある箇所のアイシングを行うこと、軽いストレッチや体操により興奮した組織を日常の状態に戻すこと、及び深呼吸によるガス交換で過剰な代謝産物の除去と心拍リズムを整えることが大切です。
 アイシングは15分〜20分、ストレッチや体操は全身の関節や筋肉を一通り動かすことが大切です。
 時間が無いからといって疎かにしてはいけません。予めクーリングダウンの時間も考慮して計画を立ててください。

※ シューズの選び方 その1
 スポーツシューズを選ぶとき、靴紐を締めない状態で以下の事をチェックしてください。
@ 靴のかかと部分が適度に密着している(人差し指一本がやっと入るぐらい)。
A かかとを密着して履いたとき、つま先に1.5cm程度(親指のつめの横幅ぐらい)の余裕があること。
B 中足周りがしっかり密着しているもしくは靴紐でしっかり密着できるものであること(余裕が多い場合はインソールを入れて調節する)。
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 スポーツ外傷の応急処置
 スポーツ外傷の応急処置として有名なのがRICE(ライス)です。RICEとは、R=Rest(休息、安静)、I=Ice、Icing(アイシング、冷却、frostingとも言われる。)、C=Compress(圧迫、圧迫包帯 、止血、湿布をするの意味も有る)、E=Elevation(上げる、患部を高くする)という意味です。以下にその手順と効果を紹介します。

 REST(休息、安静)
 捻挫や挫傷、打撲などを生じたら、ただちに寝かせるあるいは座らせるなどをして身体を安静位とします。安静位とすることで患部の負担を軽減させ症状の進行や悪化を防ぎます。
 安静とする際には、患部を心臓の高さと同じ位にするのが良く、可能であれば仰臥位(あお向け)で寝る姿勢が理想です。外傷を受けた際に、外傷性ショックを生じることがあり、顔色が悪く蒼白になったり、めまい、悪心、 心悸亢進など、貧血と同様の症状を起こします。貧血などを生じた場合、仰臥位で寝かせて、両脚のアキレス腱の下あたりに枕などをあてがい脚を高くすると症状緩和の効果があります。 この外傷性ショックにおいても同様の対応をすると症状が緩和されます。また後述しますが、出血のある外傷(内出血を含む)では、患部を心臓よりやや高くする必要があるので枕やタオルなどを使って、出血箇所を心臓より高くしてください。

 ICING(アイシング、冷却)
 圧迫包帯などを施行したら、その上から氷のうやアイスパックなどで冷却しましょう。 直接皮膚にあてるよりも包帯や2枚以上に折りたたんだタオルなどの上から徐々にやや時間をかけるような感じで冷却を施すと効果があります。尚、アイシング中は、凍傷を起こさないように注意してください。
 アイシングは、冷却をすることで血管が縮まり内出血や腫れの進行をおさえ、消炎・鎮痛効果をもたらします。

 COMPRESS(圧迫)
 患部の安静位を確保したら、包帯やテーピング、三角巾、タオルなどで患部を圧迫固定します。打撲や捻挫は、皮膚表面に傷や出血がなくても内部では組織が損傷し 、出血や滲出液の放出が起きています。出血や滲出液の放出は、本来損傷部位を修復するための体の自然治癒行動であり必要な現象ではありますが、過剰に起こると必要以上の瘢痕組織(はんこんそしき :こぶやしこりのような状態となり患部を一次的に仮修復する組織)が形成され、返って痛みや機能障害を残存させる原因となることがあります。また、過剰な滲出液は、例えば関節内に起こると 、いわゆる水が溜まる状態となり、関節に適度な緊張と支持力をあたえる関節包靱帯を弛緩し、関節が不安定となる原因になります。したがって、圧迫固定することで内部の出血や滲出液の放出を必要最小限にくい止め、症状の悪化を抑えることが大切です。

 ELEVATION(患部の挙上)
 患部を心臓と同じ高さかもしくは心臓よりやや高く上げることで、出血や腫れの進行を遅らせる効果があります。
 簡易血圧計などで計測した経験のある方はご存知と思いますが、心臓の高さよりも低い位置にある血管は血圧が上がり、高い位置にある血管は血圧が下がります。一般的に血圧が下がった方が血液の流入する勢いが下がるため、負傷直後は損傷部位を高くあげた方が良いことがわかると思います。

 以上の様にRICEを行うことで、医療機関へ診察を受けにいくまでの間、少しでも症状の悪化を遅らせることが、結果的に治療期間の短縮などの効果をもたらすことになります。

 

※ 外傷性ショック
 転倒や衝撃などの外力により骨折や脱臼、打撲、捻挫、挫傷などの外傷を生じた際に、ショック症状を起こすことがあります。これを外傷性ショックといいます。この外傷性ショックが起こるのは、損傷の程度がひどく、内出血など組織からの出血が多い場合で、急性の循環血量減少による症状です。従って、その症状は貧血と同様の症状を呈し、顔面蒼白、悪心、めまい、微熱、心悸亢進、疲労感、息切れ、また場合によっては意識喪失を生じます。
 応急処置としては、身体を寝かせて、頭を低くすることです。症状が落ち着いたら、速やかに医療機関へ受診してください。また、具合が改善され無い場合や意識障害を生じたら、救急対応をする必要があります。

※ アイシングの温度と時間
 アイシングの理想的な温度は0℃です。これより低い零下(摂氏マイナス)の温度帯だと冷えすぎて逆に痛みを感じたり、凍傷を引き起こすので注意してください。
 理想的な温度にするには氷嚢やビニール袋などにアイスブロックと十分な水を入れることです。
 代用として冷凍室で冷やしたアイスパックや保冷材などを使用する場合は、タオルをやや厚め(2枚以上に畳んだ厚み)にあてた上からアイスパックなどを載せてください。
 一回のアイシング時間は15分から20分です。但し、個人差もありますので冷えすぎて不快な状態や痛みを感じたら中断してください。我慢していると凍傷を起こし皮膚の炎症や損傷に至ります。
 アイシングを施行して組織の損傷による出血や炎症の進行を抑えることで、著しく回復期間を短縮できた症例を数多く経験しています。アイシングを含めた初期の応急処置をできるだけ速やかに施行することが早期復帰の重要なポイントといえます。

※ 血圧の測り方
 自宅で簡易血圧計を使って計測される方も多いと思いますが、この血圧の測定は運動前にも行うことは重要で、運動中の事故や発病を未然に防ぐひとつの方法ともいえます。血圧は活動すると変動が大きくなりますので、安静時の血圧を測定することが大切です。また、その姿勢も臥位(寝た姿勢)で行うのが最も正確な測定結果をもたらします。座位などでは 、計測器と計測される人の心臓との高さの位置関係で変動が大きくなってしまい正確性に欠けてしまいます。常に一定条件で計測することでより正確性が増し、血圧による自己管理が非常に効果的になります。


 スポーツ障害の対策
 スポーツは、自身の能力や体力の限界に近いところまでパフォーマンスを要求されたり、チャレンジしたりする場面が多くあります。その結果身体の組織に大きなダメージを受け、そのダメージの度合いが自身の耐久力を超えたり、あるいは一度のダメージは耐えられても繰り返し受けることでスポーツ障害を起こしてしまいます。
 多くの場合はこのようにオーバーユース(overuse=使いすぎ)により障害が発生しますが、一方で単純なオーバーユースとは異なり、本来楽にこなせる範囲の運動でもスポーツ障害を起こしてしまうことがあります。その多くは練習方法や練習環境、使用用具などに起因したものが考えられます。
 特定の練習やフォームなどにより痛みなどの障害が発生した場合、その方法や量、質的問題あるいは身体の姿勢バランスや靴、装具、道具などの影響を見直すことが肝心です。
 例えば、ジョギングやマラソンなどで走法を変えたとき、その新しい走法に対してシューズが適応しているか、あるいはその走法に必要な筋肉が充分に発達しているかなどの問題が起こります。ストライドの大きな走法では、シューズのかかと部分のカット(かかとの後方角の部分で接地しても安定するようなランディングカットを備えたシューズであるか)や衝撃吸収性(かかと部分に特殊な衝撃吸収素材を使用しているか)などが重要となり、また筋肉や関節の柔軟性と可動範囲の大きな動作で力の発揮できる筋肉づくりをしなければなりません。しかし、これらが充分に対策されていないと、踵骨骨底棘、足底腱膜炎、脛骨疲労骨折、シンスプリント、腓腹筋やハムストリングなどの慢性疲労性筋炎(筋断裂に至ることもある)などを起こすことがあります。 この様にそのスポーツの種目ごとの特有な障害があり、その障害・痛みを起こした際の環境条件を考察した上で、原因をしっかり把握し対策を講じることが大切です。
 スポーツ障害を起こさないように予防するポイントは、ウォーミングアップ→トレーニング→クーリングダウン→マッサージorストレッチが基本です。しかし、実際にどこかを痛めてしまった場合はその障害箇所のメンテナンスが必要となります。以下にスポーツ障害部位に対するメンテナンス方法の一例を掲載しましたので参考にしてください。

 

※ シューズの選び方その2
 今度は靴紐をしっかり結んだ状態で以下の事をチェックしてください。
@ トップライン(履き口周囲)がしっかり密着していること。
A 歩行中に足が靴の中でズレにくい状態であること(前にズレやすいと足趾の付け根が痛くなる、またかかとが脱げやすいと靴擦れやかかと周りの炎症を起こしやすくなる)。
B 踏み返し動作がスムーズであること(硬すぎたり逆に軟らかすぎると足裏の痛みや炎症を起こしやすくなる、踏み返しのときに足裏のツッパリ感が無い物を選ぶ)。
C 横方向に足が撚れたりしないこと(靴のかかとの芯が柔らか過ぎるものや靴底の形状が不安定なものはかかとが左右に撚れやすく、靴そのものの型崩れが早くなり消耗 も激しい、また捻挫やシンスプリントなどの障害を起こしやすくなる)。
D 足の蹴り出しの際に地面をしっかりグリップできるものであること (足の蹴り出しに力が入り難く、わずかでも滑ってしまうようだと運動パフォーマンスが低下するばかりでなく、身体に余計な力が入り疲労を起こしやすい。 また、身体バランスが不安定な状態となりやすく、転倒などのケガに至る危険性も高くなる)。
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1. 休息
 当たり前のことですが、スポーツ障害を起こしたら先ずはしっかりと休息し、必要があれば治療を受けることです。無理をして練習に参加したり、試合などに出場しても本来の動きはできない上に、さらに患部の状態が悪化します。また、患部を庇って別の部位に二次障害を起こすこともあります。従って、しっかり休ませて回復を待ちましょう。また、専門医の診察を受けて、安静期間とリハビリなどの開始時期の判定を受けることも必要です。これを基準に復帰へ向けた練習メニューや次に目標とする出場試合を決めるなどの計画を立てましょう。
 休息とリハビリで完全復帰できる障害ならば問題はありませんが、後遺症を残したり、難治性の障害 では、スポーツを続けるのである限り、その障害と上手に付き合いながら練習をしていかなければなりません。この様な場合でも、症状がやや悪化したら一時的な休息が必要です。どんなにメンテナンスをしっかり行ってもなかなか症状が改善されない、あるいは返って悪化しているような場合は、思い切って休ませることも大切になります。この休息により症状が好転することもあります。その際には、患部 の回復を促進する理学療法を施行し、専門家に患部の回復状況や復帰の時期などのアドバイスを受けるといいでしょう。

2. リハビリ&耐久性の強化
 障害を起こすと周囲の筋肉や組織は萎縮し、筋力が低下すると共に関節などの運動機能や耐久力も低下します。 従って、復帰する前に安静期間を経過した後より機能と耐久性を回復するリハビリを行わなければなりません。
 リハビリに際しては、医師やリハビリの専門家に萎縮した組織と低下した運動能力を判定してもらい、必要に応じたリハビリメニューを組みましょう。リハビリを行う際には、できればリハビリの専門家(理学療法士など)の管理下で施行するのが理想的です。
 また、運動機能や耐久性を回復させるだけではなく、障害部位を保護するために周囲を支える筋肉や靱帯の耐久性をさらに高める運動をすることも大切です。例えば、習慣性肩関節脱臼の予防のために三角筋の強化をするなどが代表的な耐久性の強化となります。

3. 障害部位のサポート
  リハビリや機能向上訓練などを行っても、一度障害を生じた部分は、元の健康な組織よりも弱ってしまうことが多いのが現実です。将来的には完全に回復できるものであっても、それまでの間は何らかのサポートが必要になります。
 代表的なサポート用具は、サポーターやテーピングです。その他には、防具や保護具、インソールなどの装具類です。これらは、専門医の処方が必要なものもあるので、復帰前にはあらかじめ相談すると良いでしょう。また、回復状況に応じてそれら装具も変更し、あるいは除去していく必要があるので、その都度専門医やトレーナーなどのアドバイスを受けてください。

4. ウォーミングアップとクーリングダウン
 筋肉や関節、神経などの組織は、最も効果的に活動できる温度があるといわれています。 このことからウォーミングアップとクーリングダウンが非常に重要となります。
 ウォーミングアップは、準備運動とも言われ、筋肉の活動を高めるために組織温度を上昇させ、筋肉や腱、運動神経などの反応を良好にするために、運動前には欠かせない行為となります。このウォーミングアップについては、一般的に常識化されていますが、障害部位に関しては
通常のウォーミングアップとは別に障害部位のウォーミングアップも行ってください。これにより、障害部位の運動性の確認と再負傷や二次障害の予防になります。従って単なる体操ではなく、実戦に即した基本動作の反復なども取りいれて入念に行うことが大切です。
 ウォーミングアップの準備運動に対して、クーリングダウンは休息を意味します。従って練習やゲームの間の休憩、終了後のアイシングなどがあげられます。また、運動により興奮した筋肉や神経などを正常機能に戻すための体操やストレッチなども含まれます。

5. アイシング(障害部位のクーリングダウンと消炎)
 慢性的な痛みであってもアイシングはかかせません。練習や試合の合間の休憩時間や終了後すぐに、0℃で約20分間のアイシングをしてください。
 障害部位は運動などの負荷により炎症を起こしやすいのでその炎症を鎮める、あるいは予防するためにアイシングを要します。
 試合や練習により熱をもった筋組織や神経組織は、その活動が鈍くなったりあるいは停止してしまいます。それを無理に動かそうとすると筋組織や筋肉と接続している腱や骨を損傷することになります。その損傷は始め僅かであっても毎日繰り返すごとに損傷の程度が悪化していきます。 この状態が多くのスポーツ障害の原因の一部であり、その予防のためにも炎症や筋運動による組織温度の上昇を生じた場合は、ただちにアイシング によるクーリングダウンをすることが大切なのです。

6. ストレッチ
 障害を生じている部位あるいはその周囲の関連部分である靱帯や筋・腱のストレッチはとても重要です。特に痛みを伴う部分は、組織の萎縮や硬直が起こりやすいのでゆっくり徐々にストレッチをして刺激をしてください。
 ストレッチは、運動前のウォーミングアップや運動後のクーリングダウンとしても効果を発揮します。通常、運動前はやや強めのストレッチを行い、運動後は物足りなく感じるぐらい弱めのストレッチを行うと良いでしょう。
 筋肉や神経は刺激に対して反射的に反応します。従って、ストレッチにより筋肉や腱が伸ばされると反発して縮まろうとします。このことを利用して、運動前にはやや強めのストレッチを行い適度な緊張をあたえておくと運動に際してその反応もすばやくなります。逆に、クーリングダウンでは緊張を緩めて平常の状態に戻してあげる必要があるので、極めて緩やかに、また伸ばす度合いも控えめにしてリラックスするような感じのストレッチが有効です。

 


※ 理学療法

 電気治療やマッサージ、運動療法など物理的な刺激により治療する方法を総じて理学療法といいます。
 理学療法には様々な手段や方法がありますが、目的としては、主に損傷組織の修復を促進する刺激や患部の機能回復を促進する刺激として行われます。また、疲労回復やリラクゼーションとしても使用されることがあります。
 以下に代表的な理学療法を簡単に解説します。

@ 低周波治療
 低周波とは電磁波の内、周波数が1〜4,000Hzの周波数帯のことをいい、治療においては電気の低周波(主に1,000Hz以下)を用いて行われます。
 生理的効果としては、鎮痛、筋肉の収縮、電気イオン作用による損傷組織の回復促進などがあります。骨折や打撲、捻挫などの組織の修復にも効果があります。
 比較的手軽に使用できるため、家庭用の機器も販売されています。医療用の機器よりも出力は小さいのですが、治療効果としては家庭用でも十分です。
 施行する部位は、目的に応じて様々な方法がありますが、単純に患部に施行するだけでも効果があります。施行時間は一回15分程度が適当です。それ以上の長時間施行により低温火傷などを起こすこともあるので、一度に長時間行わず、一日に2〜3回行うなど間隔を開けて施行する方が良いでしょう。ちなみに治療のために行う場合、施行回数は一日1回を毎日行うが理想です。
 低周波は表皮の抵抗に弱く、特に乾燥した皮膚や角質層などの表皮の厚い部分には通電力が弱くなります。従って通電に際しては、角質層を避けて、低周波を通電する導子もしくは皮膚表面を十分湿らせる必要があります。また、皮膚温を上昇させると通電効果が上がるので、予め通電部位を暖めておくと良いでしょう。一方、逆に傷やかぶれなど表皮の損傷部位は集中して電気が通るため、強い痛みを感じて非常に不快となります。従って、その場合は表皮の損傷部位を避けるか、絆創膏などで保護をした上で行うと良いでしょう。尚、皮膚の抵抗力が弱い方やお年寄りや子供などでは、長時間の通電や強い出力により火傷を起こすことがあるので注意してください。

A 温熱療法
 温熱療法は、患部を暖めることにより起こる組織の生理的反応を利用した治療法です。
 一般的な温熱療法では、皮膚や皮下組織などの表在組織を暖めることによりその部分の血管が拡張し、血流量が増加します。
 温熱刺激では、生理的作用として上記のような血行促進の他に、鎮痛、筋肉や靱帯の弾力性の増加、筋肉の弛緩、白血球やリンパ球の増加などがあげられ、筋肉痛や慢性痛などの症状緩和や回復促進効果があります。また、長時間や高温での刺激は組織を破壊する作用が起こるため、皮膚表面や皮下組織に火傷を起こしてしまいます。しかし、逆にその生理的作用を利用して、特殊な方法(レーザーやマイクロ波など)で深部のみを暖めることで組織を破壊し、組織の再構築を促して陳旧化した患部を回復させるための治療が行われることもあります。
 温熱刺激の手段としては、赤外線、遠赤外線、マイクロ波、温水浴、パラフィン浴など様々な方法がありますが、患部の条件や環境により適した方法が選択されます。
 家庭用機器としては、ホットパックや赤外線治療器などが販売されていますが、専門家の指導を受けて使用してください。

 

7. マッサージ
 障害部位あるいはその周囲筋肉のメンテナンスにマッサージも効果的です。痛みのある部位や、その周囲の筋肉や靱帯は、とても硬直しやすくまた組織や細胞の代謝が低下します。そのまま放置しておくと、ますます動かなくなってしまいます。やはり、マッサージなどの刺激により組織や細胞を活性化させることも大切です。治療においても組織や細胞の働きが活発であればその修復もスムーズになるといえます。ただし、運動の直後や炎症のあるときなど組織温度が上昇しているときは、 いきなりマッサージを施行してはいけません。マッサージを受ける前に休息やアイシングなどで組織温度を下げることが大切です。 ちなみに温泉などで入浴直後にマッサージを受けたり、あるいはマッサージ機器を利用したりする方も多いと思いますが、入浴により温まった体をある程度冷ましてから(一般的に30分程度は必要)行ってください。また、マッサージを受けた直後の入浴も揉み返し(マッサージ後に筋肉などが硬直したり痛くなる現象)の原因となるので時間を十分に開けてから入浴するようにしてください。
 マッサージの方法は様々ですが、組織や細胞の活性化という意味では、単純に擦る(さする)だけで十分にマッサージ効果があります。痛みがある場所でもやはり擦るだけで十分鎮痛効果があります。この理由は簡単に説明すると、痛みを感じる神経の伝達がマッサージの刺激を感じている神経の伝達により遮断されるために起こる(ゲートコントロール説)とされています。みなさんも痛いところを無意識に 擦ることは経験していると思いますが、あれは鎮痛という意味では理にかなった行動といえますね。
 右の欄にマッサージの手法を一部紹介していますが、他にも多彩な手法があります。また、機会があれば専門のページを作成して紹介しようかと思います。

 

※ マッサージ手技による効果その一例
@ 軽擦(けいさつ)
 文字通り軽く擦る(さする)マッサージのこと。皮膚や皮下組織を刺激し、血行を促します。また、疼痛緩和やリラクゼーション効果があります。

A 揉捏(じゅうねつ)
 手指で揉む(もむ)こと。凝り固まった筋肉をほぐしたり、うっ血した組織の血行を改善します。やさしく揉むと緊張緩和の効果があり、強く揉むと逆に組織を緊張させたり、打撲や捻挫などで生じた陳旧性の瘢痕組織の除去を促す効果が得られます。

B 叩打(こうだ)
 手指で叩くこと。軽く叩く場合は血行を促したり、リラクゼージョン効果をもたらし、強く叩く場合は、組織の緊張をもたらします。子供を寝かしつけるときに、軽くとんとん叩くと効果があることはご存知の通りです。また、相撲の力士が気合を入れ て戦闘体勢になるために、体の各所を叩くこともありますね。その他にスピードの強弱などの変化を加えることで様々な効果が得られます。

 

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