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股関節と大腿部のスポーツ障害A
腸骨筋腱炎・腸恥滑液胞炎 〜鼠径部に痛みの出る腱の炎症

 腰部前方筋群(腰椎・骨盤の前側に位置する筋肉)の一つである腸腰筋(ちょうようきん)は大腰筋(だいようきん)と腸骨筋(ちょうこつきん)の二つの筋肉で構成されていますが、この内の腸骨筋は、 大腿骨頭の前面を通って大腿骨の小転子 (しょうてんし)に付着しています。大腿骨頭は隆起しており、特に股関節外転外旋位(股関節を曲げて膝頭を外へ向けた姿勢)で屈伸動作を行うと腸骨筋腱(ちょうこつきんけん) と大腿骨頭(だいたいこっとう)の摩擦が大きくなります。従って、その様な姿勢で踊りや運動を繰り返して摩擦する内に、炎症を起こすことがあります。この炎症を腸骨筋腱炎 (ちょうこつきんけんえん)といいます。
 また、股関節前面と腸腰筋の間には腸恥滑液包(ちょうちかつえきほう)が存在し、この部分が同様に摩擦されて起こる炎症を腸恥滑液胞炎 (ちょうちかつえきほうえん)といいます。この腸恥滑液包炎は、運動により起こるものばかりではなく、変形性股関節症、痛風、化膿性股関節炎、リウマチなどを原因として発症する場合もあります。
※滑液包:潤滑液を含んだ袋状の組織で、筋肉や腱と骨との間に介在し、互いの摩擦を防いで動きをスムーズにする働きがある。

 症状
 運動時に鼠径部(股の付け根の前面)の痛みと、場合によっては轢音(れきおん:骨や腱がずれたような音)を生じます。滑液包の炎症が悪化すると鼠径部に顕著な腫れと発赤、熱感が 見られ、疼痛は安静時にも強く感じるようになります。
 主にクラシックバレーのダンサーに見られることが多く、脚部を外転位からファーストポジションに戻すときに、腸骨筋が大腿骨頭前面を横切るために起こるとされています。また、ダンスのディベロップステップ(股関節の屈曲、外転、外旋位で膝関節を伸ばす動作)の繰り返しでも同様の炎症が起こることがあります。

 治療と予後
 歩行時や安静時の痛みが無ければ、運動後のアイシングや冷湿布、股関節のストレッチなどによりクーリングダウンをすることで、徐々に痛みが出なくなります。
 歩行時など日常生活動作に影響が出る痛みの場合は、2週から3週程度の安静を要します。その後、クーリングダウンなどのメンテナンスをしっかり行いながら、徐々に復帰しましょう。
 この障害は、ダンスなどを始めて間もない頃やしばらく休んで再開するとき、あるいは新しい演目などの練習のために普段より練習量が増えたときに起こ りやすくなります。練習量や練習時の動作に慣れてくれば自然と発症しなくなります。
 尚、O脚、X脚などの下肢のアライメント異常や股関節の変形などの構造的問題のある場合は、慢性化することがあります。この場合、アライメントの矯正や、姿勢の修正などを行うと改善されることもあります。
 また、慢性化したものや重症化したものでは、整形外科にて手術を要する場合もあります。

  腸腰筋の位置を示す略図

大腿骨上端部の骨格略図

腸骨の位置を示す図

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Copyright © 2012 秋元接骨院 秋元 英俊 最終更新日2016年9月21日
 
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