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股関節と大腿部のスポーツ障害B
大腿骨頚部疲労骨折(だいたいこつけいぶひろうこっせつ)
  〜股関節に痛みの出る骨折

 スポーツ障害として起こる大腿骨頚部疲労骨折は、マラソン、サッカー、バスケットボール、野球、体操などで見られます。
 この大腿骨頚部疲労骨折には、圧迫型(compression type)と完全型(transvers type)があります。圧迫型は若年者に多く、骨折片の転位の可能性はほとんどありません。また、完全型は高齢者に多く、骨折片の転位の可能性がかなり高くなります。
 いずれにしても、大腿骨頚部に引っ張りや圧迫、あるいは剪力が繰り返し働いて疲労骨折に至るものです。
 大腿骨骨幹部の長軸(解剖学的軸)に対して大腿骨頚部の長軸は、成人で約125゚の角度(頚体角という)を成しており、大腿骨頚部はその構造から非常に物理的負荷の掛かりやすい部分にあります。また、大腿骨頭の中心から大腿骨下端の中心を結ぶ機能的な軸は、大腿骨骨幹部の長軸よりも前内方へずれています。しかし、長年の進化の過程で獲得したこの構造は、本来絶妙なバランスで保たれて、非常に強固な構造をしているはずです。すなわち、この大腿骨頚部に疲労骨折を生ずる理由にO脚やX脚、外反足などのアライメント異常による構造的アンバランスが存在するか、もしくは走る姿勢や走法によるアンバランスが存在すると思われます。 このような構造・姿勢・動作によるアンバランスは、力学的なアンバランスを生じ、その力学的に大きな負荷を強いられた部分に破綻(この場合骨折)を起こします。また、高齢者に関しては、上記頚体角が年齢とともに小さく(約120゚)なり、下肢全体がやや内反傾向となります。さらに、年齢とともに骨質そのものが物理的にも弱くな ります。これも加齢に伴う変化から起こる力学的アンバランスといえます。

 症状
 発症初期は、股関節周囲の運動痛や運動後の痛みを訴えますが、安静にすると痛みは消失し、痛みの程度が比較的軽い症例が多いようです。
 骨折部の悪化と共に運動痛が強くなり、疼痛性の跛行(痛む脚をかばってびっこを引く状態)も顕著になります。また、大腿部や膝などに痛みを感じると訴える場合もあります。
 発症初期のレントゲン検査では、骨折線が不明瞭で診断を断定できないことがあります。この場合、ホップテスト(患肢で軽く片脚ジャンプをする。股関節に疼痛を誘発すると陽性。)などで骨折の可能性を検査します。このテストが陽性な場合は、3〜4週後にレントゲンで再検査を行います。このように期間を経てからレントゲンで観察すると、骨折部の修復反応により明確な画像が得られます。
 その他の症状としては、他動的に股関節を内旋(大腿部を内側に捻る)により疼痛を誘発したり、内旋動作に対し可動域の制限を生ずることもあります。

 治療と予後
 圧迫型と完全型いずれの場合も入院設備のある整形外科や総合病院での治療となります。
 圧迫型は、安静臥位、松葉杖歩行で患部に負担を掛けないようにし、骨癒合が進んだら徐々に歩行訓練を始めます。治癒まで約3ヶ月程度かかるようです。 また、圧迫型の場合、骨片転位(折れた部分がずれること)の可能性がほとんど無いため、骨折の程度が比較的軽度な場合、特別な安静を要さず、運動制限のみで経過を観ることもあります。
 完全型は、手術による内固定を行います。この場合運動復帰まで3ヶ月以上を要します。

  大腿骨上端部の骨格略図

大腿骨頚部圧迫型疲労骨折

大腿骨頚部完全型疲労骨折

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Copyright © 2012 秋元接骨院 秋元 英俊 最終更新日2016年9月21日
 
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