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※当サイト内の挿絵では、組織や部位を識別できるように色分けをしていますが、実物の色とは異なります。 Copyright © 2012 秋元接骨院 秋元 英俊

 

捻挫〜その基礎知識
 捻挫は関節に起こる外傷で、関節を捻る、伸ばすなどの外力により、関節を支える靱帯などの組織を損傷した状態です。
 関節は、骨と骨が単純に連結しているだけではなく、関節の円滑な可動性を確保しつつ、様々な角度で姿勢をしっかり保持する支持力も備えています。この優れた機能を実現できるのは、靱帯や関節軟骨、関節円板などの関節を構成する組織 の特性や機能連携によるところが大きいといえます。捻挫を生ずると 、これらの重要な構成組織を損傷するため、関節運動に際する組織の連携機能が著しく阻害されます。捻挫を生じたとき、その関節でどのような事態が起こっているのかを解説し、また関節の機能を回復させるためにどうすれば良いのかなどの情報を紹介することで、皆さんに活用していただければと思っています。このページでは、捻挫に関する基本的情報を掲載し、各部位別には専門のページを順次設けていきます。


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 捻挫の原因と一般的病態
 捻挫の原因は、関節を急激に強く捻ったり伸ばしたとき、あるいは関節可動域を超える運動を強いられた場合に起こります。
 捻挫を生ずると、靱帯や関節包、軟骨、あるいは関節を通過する腱などを損傷します。

1.靱帯と関節包の損傷
 関節包は、関節全体を包むように位置しています。関節包は、関節を構成する互いの骨の接続を補強し、関節内組織の代謝活動を助け、関節運動を円滑にするなど、様々な機能を有した線維性の組織です。一方の靱帯は、関節を構成する互いの骨を連結する帯状の線維で、関節を強固に連結し、運動方向を制御・誘導する役割があります。
 靱帯(じんたい)には、関節包の外側に存在する関節外靱帯と、関節腔内に存在する関節内靱帯があります。
 関節外靱帯には、関節包の外層を構成する結合組織が部分的に肥厚して、関節包を補強する関節包靱帯と、独立して2つの骨間を繋ぐ骨間靱帯があります。この骨間靱帯は一般的に骨を覆う骨膜組織から延長して索状に束ねられた結合組織で構成されています。一方の関節内靱帯は、関節包に覆われている関節腔(かんせつくう)の中で、関節を構成する骨端を直接繋ぐ索状の線維組織です。
 捻挫により関節包や靱帯を損傷すると、関節が不安定になったり、運動範囲の制限や逆に異常運動がみられる場合もあります。
 靱帯の単独断裂では出血が少ない場合が多く、一方の関節包の損傷では出血が多くなる傾向があります。また、靱帯の断裂を生じた場合は、関節の支持力が低下し、関節が不安定になる傾向があり、一方の関節包の損傷では、 疼痛と共に関節包の滑動性の低下などにより関節の可動域が制限され 、後に拘縮(こうしゅく)を起こす傾向がみられます。

2.関節軟骨・関節円板・関節唇の損傷
 関節軟骨は、関節を構成する骨の関節端を覆う軟骨で、主に関節の滑動性を高める機能を備えています。一方の関節円板は、関節を構成する骨の関節端の間に、パッキンのように介在しており、関節の適合性を高め、関節運動を補助し、衝撃を吸収する働きがあります。関節円板には、文字通り円板状のものや、半月状のもの(半月板または関節半月)、あるいは不定形なもの(半月板軟骨類似体またはメニスクス類似体)などがあります。
 部位によっては関節唇(かんせつしん)という線維軟骨が存在します。関節唇は、関節窩(かんせつか)
※1の外周に関節窩の容積を拡大するように存在し、関節の適合や支持性を高める役割があります。
 これら軟骨類を損傷すると、関節の適合性や滑動性を失い、関節の可動範囲が狭くなったり、嵌頓症状(かんとんしょうじょう:異物が挟まって引っ掛かるような感じ)や関節のロッキング現象(関節がロックされて動かなくなる)などを生じます。また、関節内で出血を起こし、関節が腫れて水が溜まる(関節水腫:かんせつすいしゅ)などの異常を生じるケースも多くみられます。

※1 関節窩(かんせつか):関節を構成する骨の一方は、ソケットの受け口のように他方の骨を受け入れる形をしています。そのような窪みを形成した部分を関節窩といいます。また、その挿入する側の骨を関節頭(かんせつとう)といいます。

3.腱の損傷
 筋肉と骨を連結し、筋運動や関節運動に関与する腱(けん)は、関節上に存在するものも多くあります。 また、腱と一体化した種子骨(しゅしこつ)という骨が存在し、腱が関節上で向きを変えて滑動する場合にその動きを助ける役割をします。捻挫により、この腱 や種子骨を損傷したり、場合によっては種子骨や腱が脱臼を起こすこともあります。

 捻挫の一般的症状
 捻挫の症状は、部位により様々な状態や特徴的な症状を示しますが、ここでは捻挫で共通する症状について掲載します。

1.疼痛と圧痛
 捻挫を生ずると、関節運動時の疼痛が起こります。特に、捻挫を生じたときと同じ向きに捻るもしくは伸ばす動作を行うと疼痛が強まります。また、捻挫により損傷した靱帯や軟骨などには圧痛がみられ、ある程度は触診により損傷箇所を特定することができます。

2.腫脹と出血
 捻挫により、関節包や軟骨を損傷すると関節内で出血が起こり、関節全体に著しい腫脹(しゅちょう:腫れ)が起こります。関節包や軟骨の損傷が無ければ、腫れはほとんど出現しないか 限局的で比較的軽度です。腫れが限局的で皮下出血を生じた場合は、関節包外靱帯の損傷や腱の損傷、もしくは単純な皮下組織の損傷が考えられます。

3.機能障害
 捻挫により、靱帯や軟骨、関節包を損傷すると関節機能に障害を生じます。関節包の損傷では、出血と腫脹が著しく疼痛も強いため、損傷初期は運動がほとんど不能となります。関節軟骨や関節円板などの損傷では、荷重負荷や軸圧により疼痛が誘発されます。また、嵌頓症状や運動制限などを生じることもあります。一方、靱帯の損傷では、関節の動揺性や異常可動がみられ、関節の支持能力が低下する場合があります。

 捻挫の一般的な応急処置
 捻挫を生じた場合、直ちに患部を安静にしてください。包帯やテーピングなどがあれば、関節が動かないように固定することを勧めます。安静を確保したら速やかにアイシングや湿布などで患部を冷やしてください。応急処置を施したら、なるべく早く接骨院や整形外科で診察を受けてください。

 捻挫の一般的な治癒(ちゆ)過程
 損傷した靱帯や関節包は、その組織に分布した毛細血管が破綻し、血腫に包まれます。血腫内には線維の元となる線維素が含まれ線維が作られます。作られた線維により断裂部分は仮癒着します。しかし、血液中の線維素から形成される線維は非常に脆く、いわゆる瘡蓋 (かさぶた)を作るようなものです。続いて損傷により壊死を起こした組織は、マクロファージなどに除去されます。同時に、損傷部位周辺に存在する線維芽細胞(せんいがさいぼう)が 、細胞分裂を活発に起こします。また、毛細血管も増殖して患部に侵入します。増殖した毛細血管から栄養を得ながら、線維芽細胞はコラーゲンを分泌し、今度はしっかりした膠原線維を形成します。この膠原線維により、強固な仮修復が成されます。そして引き続き仮修復部分の吸収と線維の再形成が繰り返され、徐々に 正常な組織が形成され、損傷した靱帯や関節包の修復が成されます。

 捻挫の一般的な予後
 靱帯損傷や関節包の損傷が極めて軽度で、腫れや出血がほとんど見られない場合は、部位にもよりますが、たいがい2週間程度で自然修復されます。靱帯損傷が顕著で断裂を生じている場合、部位によっては再生されず、後遺症として関節が不安定な状態が残存することがあります。この場合、日常生活に支障がある症例やスポーツの継続を希望している症例では、整形外科の手術による靱帯の再建術が行われます。一方で、靱帯の断裂部分が自然再生される場合は、3週〜6週の固定の施行 とその後の理学療法により回復します。

 

関節の基本構造を表す略図

関節の基本構造を表す図解1

関節の基本構造を表す図解2

関節の基本構造を表す図解3

関節の基本構造を表す図解4

関節間隙の触診

関節可動域の触診

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Copyright © 2012 秋元接骨院 秋元 英俊 最終更新日2016年9月21日
 
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