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成長期の足の舟状骨に骨壊死を生ずる骨端症(成長軟骨の障害)をケラー病といいます。
成長軟骨状態の舟状骨が大人の骨に変化していく過程の骨化という現象がはじまる3歳ぐらいから10歳ぐらいまでの間に起こります。特に4〜6歳の男児に多く発生します。
1908年にドイツの放射線学者ケラー(Köhler Alban)が最初に報告したためケラー病といわれています。また、中足骨の骨端症であるフライベルグ病のことを第2ケラー病といわれることがあり、それに対して本疾患を第1ケラー病という場合もあります。
この障害の原因は、循環障害、外傷、感染など諸説いわれていますが、まだ解明されていません。しかし、舟状骨は足の縦アーチの頂点に存在し、足部に負担のかかる激しい運動により、かなりの影響を受けている部分です。また、舟状骨は他の足根骨に比べて発育が遅く、比較的耐久性が低い状態です。従って、活発な運動により舟状骨の成長軟骨層が破壊され、さらにその破壊により血行も遮断されるために骨壊死を生ずることも考えられます。
症状は足の内側の運動痛と舟状骨の圧痛、腫脹、発赤などです。また、痛みをかばうため足の内側を持ち上げて足の外側に重心を載せる歩行をすることもあります。
診断の確定は、整形外科の検査を要します。X線で舟状骨の骨硬化像や舟状骨の骨核の扁平化などの特有症状が見られれば本症と確定されます。
治療は安静が基本で、足の縦アーチを持ち上げる足底板などで固定するのも有効です。壊死を起こした部分は自然と回復し、発症後2〜3年で後遺症を残さずに正常に戻ります。
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